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サンソー 2021/フラム・ワインズ
¥3,500
サンソー 2021 価格:3,500円(税込) 容量:750ml 生産者:フラム・ワインズ 産地:南アフリカ/スワートランド/スカーフバーグ 品種:サンソー 100% タイプ:赤/ミディアムボディ/辛口 アルコール度数:13.5% テイスティングノート グラスに注ぐと、ラズベリーや赤スグリ、チェリーといった赤系果実の生き生きとしたアロマが広がり、そこにほのかなスパイスと土っぽさが奥行きを加えます。味わいはジューシーで、果実の張りと歯ごたえのあるフレッシュな酸が全体を引き締めています。タンニンは細かく、優しい口当たりながらも、しっかりとしたバックボーンとなり、ワイン全体のバランスを美しく整えています。15%の全房発酵による軽やかなスパイス感と、古樽熟成による柔らかな質感が見事に調和し、繊細さと飲み心地の良さを兼ね備えた仕上がりです。2022年ヴィンテージを12%ブレンドすることで、より一層の一体感と活力が加わっています。 相性の良い料理 繊細で軽やかな赤ワインは、料理との汎用性が高く、特に燻製肉(スモークダック、ベーコン)や、グリルした魚介類(サバの塩焼き、イカのグリル)との相性が抜群です。軽めのスパイス料理や、トマトベースのパスタとも好相性。ワインの持つ爽やかな酸が、脂や旨味をうまく引き立て、食中酒として活躍します。 ワイナリー情報 フラム・ワインズ(Fram Wines)は、南アフリカのスワートランド地区を拠点に活動する生産者で、創業者のティヌス・クルーガー氏によって2013年に設立されました。ティヌス氏は、南アフリカ屈指の名門『ボッシェンダル・ワイン』にて12年間醸造長を務めた経験を持ち、確かな技術と感性を兼ね備えた醸造家です。 自らブドウ畑を所有するのではなく、南アフリカ国内に点在する信頼の置ける契約農家と密に連携し、その土地の個性を最大限に表現するワイン造りを行っています。このサンソーに使用されているのは、スカーフバーグの「Henk Laing」によって管理される、1999年植樹の歴史あるブッシュヴァイン(株仕立て)の畑。深い風化した赤い砂岩土壌が、ワインにミネラル感と複雑さを与えています。 醸造は、野生酵母による自然発酵をステンレスタンクで10日間行い、その後400Lの古樽で10ヶ月間熟成。新樽は使わず、酵母・酸などの添加も行わず、自然な造りを徹底しています。ラベルに描かれた⚓アンカー(いかり)は、南アフリカ各地を「航海」するように旅しながら理想の畑を探し求めるティヌス氏の冒険心と探究心を象徴しています。 フラム・ワインズが手がけるワインはいずれも、産地の個性を活かし、軽やかで透明感のある果実味と、ナチュラルな造りが魅力。新世界の自然派ワインとして、多くのワインラバーから注目を集めています。
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ピノ・タージュ タッチ 2022 / ライクス
¥4,000
ピノ・タージュ タッチ 2022 / ライクス 価格:4,000円(税込) 容量:750ml 生産者:ライクス 生産国:南アフリカ / タルバッハ 品種:ピノタージュ 100% タイプ:赤・フルボディ アルコール度数:14.0% 果実味とエレガンスの調和、熟成の美学を追求したピノタージュ 華やかな果実香とともに、豊かな酸、上質なタンニン、そして熟成による複雑さを備えた1本。カルト的人気を誇る南アフリカ・タルバッハの気鋭ワイナリー、ライクスが造るピノタージュ「タッチ」は、リッチでありながら凛とした表情も持ち合わせる、まさに食卓の名脇役となる赤ワインです。 テイスティングノート 熟したブルーベリーやプラムのアロマに、ブラックペッパーやココアパウダーのニュアンスが繊細に重なります。口に含むと、豊かな果実味がしなやかなタンニンとともに広がり、骨格のあるストラクチャーと、しっかりとした酸が全体を引き締めます。20か月に及ぶ樽熟成がもたらすバニラやトーストの風味も心地よく、長い余韻を残します。 相性の良い料理 グリルしたラムチョップ、鴨のロースト、赤ワインソースの牛肉料理、熟成タイプのチーズなど、力強い味わいを持つ肉料理と好相性です。 畑と醸造について ブドウはタルバッハの水はけに優れた頁岩・片岩土壌の斜面に位置する畑から収穫されます。昼夜の寒暖差が激しい気候条件の中、夜間に手摘みされ、風味を損なわないように丁寧に選別されます。 収穫後は低温で48時間のマセラシオンを経て、1日3回のポンピングオーバーを行いながら発酵。果皮は発酵終了前に優しくプレスされ、フレンチオーク樽(使用年数の異なる樽をバランスよく使用)にて20か月間熟成。樽内でマロラクティック発酵も行われます。 ワイナリー情報 「ライクス」は、元ビジネスマンのネヴィル・ドリトン氏が第二の人生として1996年に設立したワイナリーです。徹底した土壌研究と実験的な栽培・醸造を重ね、「南アフリカ品種に特化し、自社セラーで長期熟成を行う」という独自のスタイルを確立しました。 現在は息子のタイガー・ドリトン氏が若き当主として経営全般を担い、2022年からは醸造長アドリアーン・ヤコブス氏とともに、新たなステージを切り拓いています。 片岩が垂直に堆積する特異な地層の上に広がる畑は、土壌の水分を巧みにコントロールできる理想的な環境。灌漑のタイミングも細やかに調整され、高品質な果実を生み出すことに成功しています。 その実力は、南アフリカ国内の高級レストランやホテルで高い評価を得ており、現在ではトラベラーの憧れとなるワインリゾートとしても人気を集めています。
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キュヴェ シネマ ピノ・ノワール 2020/クリスタルム
¥9,650
キュヴェ シネマ ピノ・ノワール 2020/クリスタルム 価格:9,650円(税込) 容量:750ml 生産者:クリスタルム 産地:南アフリカ ヘメル・アン・アード・リッジ 品種:ピノ・ノワール100% タイプ:赤・辛口 アルコール度数:14% 映画の風景から命名された、極上のシングル・ヴィンヤード・ピノ・ノワール ナポレオンの生涯を描いた映画の撮影地としても知られる、美しい風景に囲まれた単一畑から生まれたキュヴェ「Cinema(シネマ)」。このピノ・ノワールは、南アフリカ随一の冷涼産地ヘメル・アン・アード・リッジ地区の中でも特に涼しい風が吹き抜ける東向きの区画に植えられたブドウから造られます。造り手は、南アフリカの若き天才、ピーター・アラン・フィンレイソン。圧倒的なテロワール表現と繊細な醸造で、世界中のピノ・ファンを魅了する1本です。 テイスティングノート グラスに注ぐと、鮮やかなルビー色。香りにはサクランボや野イチゴ、ザクロ、オレンジピール、ムスクが複雑に広がります。味わいには熟したラズベリーの果実味がふくよかに現れ、時間の経過とともに湿った森の土や樹皮のようなニュアンスが層をなして感じられます。フィニッシュでは、サクランボやピンクペッパーの爽やかなアクセントと共に、微かな塩味が長く持続。静けさの中にエネルギーを秘めたような、奥深い味わいが魅力です。 相性の良い料理 ・鴨のロースト 赤ワインソース ・マグロのたたき 香味野菜添え ・ポルチーニのリゾット ・鶏レバーのパテとトースト 複雑で深みのある味わいは、旨味のしっかりした料理やジビエとの相性が抜群。温かい料理とともに、ゆったりと時間をかけて楽しんでいただきたいワインです。 畑と醸造について 使用するブドウは、粘土質と頁岩土壌に植えられた区画から収穫され、全房比率60%で仕込まれています。発酵は自然酵母にて31日間、開放式ステンレスタンクで行われ、その後、厳選されたフランス・ブルゴーニュ産のオーク樽(新樽25%)で11ヶ月間熟成。醸造においては不干渉主義を徹底し、SO2の使用は最低限に抑え、無濾過・無清澄で瓶詰めされます。 ワイナリー情報 2007年創業。南アフリカ・ウォーカーベイにある「ブシャール・フィンレイソン」家の三代目、ピーター・アラン・フィンレイソンが手がけるワイナリーです。彼は「素晴らしいワインは醸造所ではなく畑で生まれる」という哲学のもと、環境に配慮したサステナブルな栽培を実践し、すべてのキュヴェでテロワールを最大限に引き出しています。国内外での評価は極めて高く、Tim Atkinによる格付けでは常に1級にランクされる実力派。南アフリカのピノ・ノワールの新たな高みを体現する、唯一無二の生産者です。